
子供が大きい子持ちのママと話をすると、絶対にほぼ100%の確率でパパさんに対する育児の不満が出ます。
しかもその一つ一つの不満に対して共感の嵐。
なぜどこの家庭もパパに対して同じような不満が出るのでしょうか。
その理由と対策をお伝えします。

不満の原因と理由1・察せない
男性は察する能力が低いのが一番の原因で、ママがこんなにも大変でバタバタしているのに気付いていません。
ママは「こんなに寝不足でフラフラしているのが見えないの?何で助けてくれないの?普通見れば大変なのがわかるでしょ?」と思っています。
ですが男性は本当に察する能力が低い、もしくは察する事はせず「大変だったら、しんどかったら、ちゃんと頼って来るだろう」と思っているのです。
要はパパさん達の受け身な育児姿勢が原因です。
勝手な統計上ですが、会社ではいくら仕事が出来る人でも家庭ではほぼ受け身。
どんな男性でも、赤ちゃんの頃の家庭でのパパさんの行動に全く不満を持っていないママさんは私のまわりにはいませんでした。
不満の原因と理由2・育児は女性の仕事だと無意識に思っている
泣く、オムツ、ぐずる等をした際に、全部ママにお任せ。自分ではせず、赤ちゃんはなーんに言って無いのに「ママが良いって」と連れてくる。
ママ的には「あなたも親でしょ!」と思っています。
ですが男性は「自分の子だし、自分には関係無いとは言い過ぎだが、赤ちゃんはママが良いし、女性は育児のプロだと思っているから、育児はプロに任せて下手に手を出さず見守っている」つもり。
だって赤ちゃんはママが良いし。と思っている、言っているパパさんが多数います。
不満の原因と理由3・言われた事はしているつもり
大体のママの不満が「見ててッて言うと本当に見てるだけで、オムツが汚れたら呼びに来る!泣いても呼びに来る!面倒を見て欲しいのに!」と言った物。
後は、こっちは年中無休で育児を頑張っているのに、パパは独身気分で遊び歩くのも腹が立つというのも多かったです。
男性からすると
・見ててね。と言われれば見るけれど、何をしてとか言われて無いからただ見てるだけ。
・忙しそうだけど何も頼まれていないから何もしないだけ。逆に邪魔しない様にしている。
・ダメって言われてないから遊びに行くだけ。ダメだったら言うでしょ。
・なのに奥さんはずっと機嫌が悪い。そっとしておこう。
と思っています。
こんな感じが私の勝手な統計上の大多数のママさんの不満の内容と、それに対するパパさんの意見です。
一生平行線です。

改善方法
伝える
上記を見てわかる様に、男性は1から10まで言わないと分かってくれません。
そして悪気がありません。
自分では頑張っているつもりですし、むしろ「俺ってイクメン?」とか思ってます。
残念ですがこれが現実で、産前産後の恨みは尾を引きます。
育児で疲れているのに全て伝える事は本当に大変だとは思います。
見ればわかるでしょ?と言いたい気持ちもわかりますが、見てわからないからママの不満が募っているのです。
これ以上大変な思いをしない為に、これからは1から10まで伝えてあげで下さい。
それだけで大きく変わるはずです。
パパはエスパーではありません。思っているだけでは全く何も伝わっていません。思っている事はしっかり伝えましょう。
「赤ちゃん見ててね」ではなく「泣いたらあやしてオムツが汚れたら替えてあげてね」と言いましょう。
何なら「泣いて無くても抱っこしててあげて」と言いましょう。触れ合う事で可愛さを再認識してくれるかもしれません。
そして察してもらうのは諦めて「しんどいから手伝って欲しい」「眠いから少し寝かせて欲しい」と言いましょう。
そしてこれを伝えても多分半分くらいしか伝わっていないパパさんもいると思います。
なので「今から一時間寝かせて欲しい。だから泣いたらあやして、オムツが汚れたら替えてあげてね。出来るだけ起こしに来ないでね。」と伝えましょう。

教える
そもそも抱き方やオムツの替え方がわかってないパパさんていますよね。
言ってもしないし覚える気が無い、自分は働いているのだから育児はママがすれば良いと言う方モラハラ気質な旦那も一定数いますが、育児は両親でする物だと伝え、お世話の仕方を教え込みましょう。
赤ちゃんのお世話をしないのは怖いから。っていうのも原因にあります。
ある意味とても大事に思っているから、ケガさせたら大変だ!自分が何かして泣かせたら可哀想!と思っている可能性も。
ママだって最初は素人でしたが段々上手になりますよね。
それと同じで、パパにも徐々にパパになってもらいましょう。
自分は手探りで頑張ったんだ!と思う気持ちは本当によくわかります。
ですがここでイラついても何も改善しません。素直に教えましょう。
なので完璧じゃなくても良いのでやり方を普段から伝え、積極的にやってもらいましょう。
怒らない
育児中ってちょっとした事でイライラしちゃうし、我が子が大事が故に少しのミスも許せない気持ちになってしまいます。
ですが1から10まで言っても最初は出来ませんし、100%完璧に!なんてママでも無理ですよね。
失敗しても怒らないであげて下さい。
どうせ自分がやっても怒られるだけ。と思われてしまうと今後お世話をしてくれなくなってしまいます。
お互い譲り合いが大事です。
ママさんに不満がある様にパパさんにだって不満があります。
お互い優しく接しましょう。

多少の事は笑って許そう
パパにお世話を頼んだ際にありがちなのが、自分がいない隙に子供にお菓子を食べさせていたり甘やかせている事。
普段ママが頑張って我慢させたりルーティーンを作り上げてきたのに台無し!!!と思う気持ちは物凄くわかります。
寝るのが遅くなれば次の日に響きますし、お菓子のせいで晩御飯を食べてくれなくなったり、パパの甘やかしって本当に迷惑ですよね。
きっと自分が普段頑張っている事を、パパが簡単にオヤツやご褒美に頼ってやる事にイライラするんですよね。
アイスやジュースを大量にあげられると困りますが、アレルギーの問題さえなければちょっといつもよりお菓子を多めにあげたくらいじゃ死にません。
一日くらい栄養状態が悪くても大丈夫です。
一晩くらい寝るのが遅くなっても結構何とかなります。
怒るって体力使うし気持ちもしんどくなりますよね。
なので自分が楽になる為に、ちょっとした事は笑って済ませましょう。
そういう特別感でパパ大好きになってくれたらパパもやる気が出るはずです。
そして大きくなった時に全て思い出になります。
三歳くらいになれば覚えている事もありますし、うちの子は小さい頃にママに内緒でパパとコッソリ食べた物を覚えています。
仲良しな家庭でいたければある程度の事は許容し、意識的に許して行きましょう。
その許す作業に慣れれば自分が楽になりますよ。

最後に
自分の子が赤ちゃんだった頃、主人に対して不満はいっぱいあったと思います。
察して欲しかったですし、見ればわかるでしょ?と思っていました。
ですが、言わなければ伝わらないんだと気付いた時に、ちゃんと伝えてなかった自分が悪かったんだと思い、それからはしっかりして欲しい事は伝える様にしています。
現在は子供たちが大きいのもありますが、特に大きな不満も無く仲良く暮らしています。
パパもママもエスパーではありません。言わなきゃ何も伝わりません。察しては辞めて、しっかり伝えて仲良し夫婦になって下さいね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。