
最近のドラマ「ギルティ」でも話題になった「毒親」。
ただ親だと言うだけで子供の生活全てをめちゃくちゃにする、又は支配する親が世間にはいます。
もしも自分の親が「毒親」だった場合の対処法、逃げ方をお伝えします。
親でも他人と気付く
いくら親で血の繋がりがあったとしても、分身でも無ければ考え方や好み、何もかも違う個人個人の人物です。
血の繋がりよりも大事な物も世の中沢山ありますし、親子だからと言って一心同体ではありません。
他人と言うと語弊があるかもしれませんが、血が繋がっていようがいまいが、自分と親は別の人間です。
大事な人と自分に危害を加える人は親であっても味方ではないと把握しましょう。

親の意見は絶対では無い
親が言うから絶対。子供の為に言っている。などと思い込むのは危険です。
親でもタダの人間です。神でも何でもありません。間違う事なんて大いにあります。
もちろん普通の親は経験上アドバイスは言いますし、従った方がうまく行く事も沢山あります。
でもそれは普通の親の場合です。尊敬できる、信頼している親であればしっかり話を聞く事をおススメします。
たいていの親は我が子の幸せを願っているので、自分の経験を元に幸せになる様にアドバイスを言っているはずです。
これが一般的に言われている、親の意見は聞け。に繋がるのですが、毒親かな?と疑っているのであれば、とりあえず信頼できる友達に相談してみましょう。
普通の家庭の子ならおかしいと教えてくれるはずです。
ただ思春期や反抗期は親の言う事なんて聞けない子がいると思うので、友達の意見を聞いてからでも良いので、先生や祖父母、お友達の親でも良いので色んな大人の意見を聞きましょう。
そして自分の親の意見と照らし合わせ、毒親か良い親の真剣なアドバイスなのかを見極めましょう。
親子の縁は絶対では無い
酷い対応をされたり信じられない様な事を言う親も沢山存在します。
そして金銭的にも精神的にも依存してくる親もいます。
産んであげた。育ててあげた恩を返せと言う親もいますが、親孝行は強制ではありません。
親だから、子供だからと依存したり、逃げられないと思い込むのはやめましょう。
逃げられる事を知りましょう。

親子の縁を切る方法
法律的に縁を切る事は不可能でも、何年も何十年も連絡を取らない親子なんて世の中には沢山います。
成人の場合は保証人不要の物件があります。速やかに自立しましょう。
住民票をロックする事も出来ますし、電話番号を変え住所も教えなければ連絡手段を断つ事も可能です。
その場合警察に家出人などで捜索願を出されては大変なので、自らの意思で出ていく事を伝えておきましょう。
虐待されたり金銭的に搾取されたり、良縁を全て破談に持ち込もうとされるなど、あなたの生活を破綻させようとしてくる場合には、物理的にも気持ち的にも親子の縁を切っても良いのです。
親は子供の責任を取らなければなりませんが、それも未成年の間だけ。
子供も成人すれば親の扶養義務は存在しますが、自分の生活水準を下げてまで生活費の面倒を見る必要は無いのです。
親の死に目に会えなくても地獄になんて落ちません。
親子でも離れても良いのだと知りましょう。
未成年の場合
おじいちゃんおばあちゃん、先生、誰でも良いので大人に相談しましょう。
そして救出してもらいましょう。
誰も助けてくれないなら虐待ホットラインなどに相談しましょう。
ただ残念ながら身体的な虐待が無い場合は他者が助ける事は困難です。
強くなりましょう。これしか言えず申し訳ないですが、ただ親であっても自分に悪意がある人に何を言われても動じない心を持ちましょう。
そして親以外に恋人や親友など信頼できる、頼れる人を作りましょう。
自分の世界に親だけでは無い事を知りましょう。
法的な拒絶法
別々に住んでいるのに酷く依存してくる場合には、接近禁止命令を親子であっても出す事が可能です。
弁護士さんなど専門家に相談しましょう。
その前に、しつこい付きまといや会社まで押しかけてくる場合など、親子であってもストーカーとして対応してくれる場合があります。
まずは最寄りの警察に相談してみて下さい。
親への注意や警告など適切な対応をしてくれるはずです。
その上で引っ越し先を伝えず、住民票に閲覧制限を掛けましょう。
これは役所に行ってお願いすればすぐに出来るはずですので早急にロックをかけましょう。

自殺をほのめかし脅してくる場合
死ぬ死ぬ詐欺をし子供を縛り付けようと捨て来る場合には、もう通報しちゃって良いと思います。
今からあなたのせいで死ぬ!と言ってくる場合には、親が自殺をほのめかしていると通報すれば警察は出動してくれます。
これで本当に自殺をしようとしている場合には止めてくれますし、詐欺だった場合には厳重注意して下さったり、警察が家に来る訳ですから世間体の問題で親が自ら死ぬ死ぬ詐欺を止める場合もあります。
親だからと言って家族間で解決しようとせず、無理な場合はしかるべき機関に相談しましょう。
毒親は精神的な問題がある場合が多いので、個人が何とか出来ない場合があるのです。
様々な機関に相談した事によって運が良ければ精神科に入院し、良くなって戻ってくる場合もあります。
親子の愛は絶対ではない
虐待の事件を見ればわかる様に親であっても子供を愛せない人なんて沢山います。
虐待とまではいかなくても、親子でも合う合わないは存在します。
親だから、子供だからと無条件に愛してもらい続けられると思い込むのは危険です。
子供だから愛されて当たり前だと胡坐をかいていると、愛想を尽かされる事も多いにあるのです。
子供は親が好きな物だと思い込む親もいますが、親だから好きでい続けないといけない訳では無いのです。
自分を傷つけてくるのであれば、親であっても嫌っても良いんです。
親子だからと甘えすぎず、節度と敬意を持って接しましょう。
親の悪意を真に受けない
親に言われた酷い言葉を反芻し、刻み込むのはやめましょう。
イジメと同じです。相手は覚えていなかったり、大した事を言っているつもりも無くちょっとした意地悪だったり、親子だからと遠慮なく何気なく思った事をそのまま言ってしまったりで酷い事を言っているのです。
親子でもそんな時ってあるのです。
そんな事で一々傷ついていては世の中生きていけませんよね。
どんなに酷い事を言われても、相手の一言で一生を支配されて何も良い事は無いのです。
悲劇のヒロインぶってないで、反骨精神を養うのが一番です。
もしデブと言われて傷ついたならダイエットすれば良いですし、可愛げが無いなど言われたら愛想よくしてみるとか、親にでも負けない気持ちを持ってみましょう。
そもそも真に受けず、うるさいな~この人。程度に流すのも良いと思います。

忠告と悪意を見極めましょう
デブ!では無くても、ちょっと太ったんじゃない?なんて言われる場合、健康体重を超えていれば心配からのアドバイスや忠告。
やせ型なのにしつこく言ってくる場合は悪意。
恋人と別れろと言われた場合、客観的に恋人が出来てからの自分の生活態度を思い返したり、恋人の悪い所のみを上げていき、親友の恋人だった場合どう思うかを考え、悩む様なら親の第六感からのアドバイスや忠告。
どんな相手であろうが別れを強要するなら悪意。
そんな感じで毒親なのか普通の親の忠告やアドバイスを見極めましょう。
反抗期は真剣な親の心配ですらうっとおしく思い、毒親では無いのに毒親だと思い込んでしまう場合もあるので注意が必用です。何でも疑うのはやめましょう。
最後に
もう成人している場合、周りの大人や自分の我が子に対しての気持ちを比べ、うちの親は毒親だったのでは?と気付く方も多いと思います。
そんな場合、許せるなら何もしなくて良いですし、反面教師として自分はそうならない様にしましょう。仕返ししても何も残りません。
ただ許せない場合は無理に許す必要はありません。こういう事が嫌だったと伝えても良いですし、気付いた時点で離れても良いと思います。
もし現在進行形で金銭的や精神的に依存されたり、むやみやたらに傷つけてくる場合には速やかに離れましょう。
親が更年期だったりで不安定な場合には、落ち着いたら良い関係が築けるかもしれません。
ただ親だからと言って良い関係でいなければならない事はありません。無理しなくて良いのです。
親であれ友達であれ、自分を傷つける相手とは速やかに離れる事をおススメします。
悩まれている方が毒親の呪縛から離れられます様に。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。